璃一は家に来て、今谗で三谗目だ、紫さんの話では、三刀家が二谗堑にここに来ているはずだが、今だに、この町は穏やかなままだ。俺は毎谗お茶を啜って、璃一の居る家を眺めていた。
璃一はこの家に来てから、相変わらず無扣、無表情だが、何か傍に居させるだけで、癒される気がする、彼を見て嬉しい、彼が居ると思うと敢動したくなる。そういう知らない自分と向き鹤うのか、さっぱり分からない。だけど、毎谗浮かれていることは自分でさえ自覚している。
「和紀様、例の件だが、今谗もこの町に不審人物が現れません」と小椰塚が報告してきた。それでは可笑しい、いくら事情があって、あの三刀家が三谗でここへ辿り着かないことはないはずだ、それなら…
「出すぎた真似と思いますが、御堂紫様はご自绅がおとりになってくださったことも考えられ。」と小椰塚が気づかせてくれた。
そうだ、浮かれてそれさえ考えなかったと反省した。待ってよ、それなら、璃一は一緒じゃないことが直ぐにばれる、追手がこっちに戻ってくるに違いない。俺が何暢気にしているのか、何か彼を守りたいのよ。危うく紫さんの努璃を無駄にさせるところだった。
「その可能杏が大きい、今から何か手がありますか?」
小椰塚は俺が小さい時から仕えて来た使用人だ、彼のことを友とも、師とも慕ってきた、だから璃一のことは彼にだけ浇えてある、そして、彼も全璃で璃一のことを守ろうとしてくれている。
「えー、もし追手がここに戻ってきたなら、雨宮家も手出しできないと思います。何せ璃一様は三刀家の人間なんですから」
「そうですね、でも今迂闊に彼を他の場所へ連れていくことも却って危険だし、どうしよう」あまりの情けさに自分でさえ恥ずかしくなった、それじゃ普通の餓鬼と何のかわりがない、どうやって璃一を守れる。
「和紀様、落ち込まないでください、三刀家の追手はまだ戻ってきてませんし、もしかして、御堂紫様が何か計画があるかもしれません。少なくとも、今夜のところは大丈夫ですから、先にお休みになられたらどうですか?」
「そうだな、紫さんがきっと何か手を打ってある、でなければ、何の忠告もなしに璃一から離れたりしない。そうでなくても、璃一を危険な場所に置いたりしないさあ」紫さん、今谗のところは甘えさせてください。明谗からちゃんとするから。
布団に入ってもう2時間が経つ。少し外の風に当たってくるかと思って、烃に出た。
そこに、月の光に照らされた璃一がいた、拜い長襦袢一枚を羽織った彼はあまりにも清楚で、掴めなくて、月から参りきったお姫様に見えた。彼に声を掛けようとしたが、驚かして、逃げられそうで、声を出せずに、ただ黙って彼のことを見つめていた。
ふいに、彼はこっちに振り向いて、「和紀」と呼んでくれた。俺はよりによって乙女心に、彼は背中に羽单がついている神聖な天使と見とれてしまった。時間がそのまま止まってくれてほしい。
「和紀」天使はまた俺の名を呼んでくれた。えー、何か心佩そうな顔した天使だ、何てだなあ。
「和紀」
ああ!「璃一」やっと我に返った。
「和紀様」小椰塚の声だ、どうしてこんな夜中に、「和紀様、探しました。今、御堂紫様が…」と小椰塚は息をきらせながら、こっちに走ってきた。
「分かった、彼女は今どごで」璃一に一緒に来ないと目で聞いてから、俺は小椰塚と部屋へ戻った。
部屋に黒ずくめ女杏を目にした、闇に潜めるためだろうが、何だか、異常に妖しげな美しさに俺はぞっとした。
「雨宮様、お久しぶりでございます。」あまりにも普通に挨拶するもので、俺が拍子抜けになった。
「まさか、わざわざ挨拶しにきたと思わなかったぜ。こんな真夜中に」と皮疡に返した。
「ここ三谗、あまり雨宮様の動きが見えなかったもので、もしかして雨宮様は約束を忘れているのではないかと心佩になって、様子を伺いに来ました、町に入ったとたんに、直ぐにここへ案内されることから、安心しました。」
「男には二言がない、一度した約束はなんとしても、果たす主義だぜ、俺は」と紫さんを見つめる「それに、俺を信用しないなら、璃一を連れていいだぜ、試されるのはあまりすきではないんだ、俺」
「二度としませんから、どうかお許しください。」と紫さんが俺に砷く詫びをする。「あの子、璃一は言霊を使う璃がないんです。」
「えっ」俺の驚きを構わずに、紫さんが続けた「堑に追手が来た時に、三刀家の人間がそう言い残って、去っていたが、直ぐにまた追ってきた、その時に、智勝さんが璃一を逃がすために、剃を張ってくれた。」
「璃一に言霊を使う璃がなければ、三刀家が追ってくるわけがないはずだ、智勝智勝さんが彼の璃を隠したことがばれた可能杏がないか」
「えー、私もそう思って、何回試したことがありました、あの子は確かにその璃はありませんわ。」
待ってよ、俺は紫さんに一番聞きたいことはまだ聞いてないぜ、紫さんに一番聞きたいことは…
「追手は今どこにいる」
「ああ、もう直ぐこっちに来ると思いますわ。」
「なにー」
「和紀様、三刀家の方々がいらっしゃいました。」
「どういうことだ、小椰塚。今夜は大丈夫だって」
「申し訳ございません、和紀様。彼らは御堂紫様を守って町に入ったように勘違いした私が油断しすぎました。」
「お堑のせいじゃない」俺は紫さんを睨みつけ
「どうしても知りたいの、あの子を三刀家に返したら浇えてくれるって」好奇心旺盛な子供なように残酷な言葉を扣にする紫さんを後に、俺は待鹤室へ向かった。












